Case02 Senior1

人間力が試される仕事です。度量の大きな職長を目指します。 人間力が試される仕事です。度量の大きな職長を目指します。

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18歳からこの仕事に就いています。鳶の仕事に憧れてこの世界に飛び込みました。家族ができたこともありますが、命の尊さをより強く感じるようになり、以前よりも自分を大切にするようになったと思います。やりがいは、自分らが建てた建物が残るという点ですね。子どもが大きくなった時に「俺これやったんやぞ!」と息子や娘に胸を張って自慢できますから。僕の、大いなる誇りです。

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鉄骨工事の特徴

高所作業に加えて重量物を扱うということ。足場仮設工事では材料を手で持ち上げることができますが、鉄骨の材料となると何一つ手で持ち上げることはできません。重機を駆使しての作業になります。また危険度が高い分だけ、安全綱をかけるロープ、万一の落下に備えたネットなど十分な安全対策を行います。危険を予測するには、先輩の経験談、仲間同士での情報共有、そして自分の身を守るという意識が何よりも重要です。

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鉄骨工事とは

大型の建物の場合、SRCと呼ばれる「鉄骨鉄筋コンクリート造」が用いられます。ここでは自分らがまず鉄骨を立て、その後に鉄筋を巻く鉄筋工、次にコンクリートを流し込むための型枠大工が登場、そこに土工がコンクリートを打設します。鉄骨工事ではいくつかのポイントがあり、まず搬入された鉄骨をクレーンで吊り上げるためにワイヤーを掛ける「玉掛け」。バランスを崩さないよう、また取り付け部に無駄なく移動できるようワイヤーの位置や角度を決めることが求められます。柱となる鉄骨間を横に繋ぐ部材を「梁(はり)」と呼びますが、四方を囲む形で柱が立つと、次は梁となる鉄骨を水平状態にしてクレーンで吊り上げ、柱にボルトで接合していきます。自分らにとって一番緊張する瞬間です。一連の作業を「建方(たてかた)」と呼ぶのですが、難しい仕事だけに、これをスムーズに決めることが自分らにとって良い仕事、格好いい瞬間となります。梁の高さがある場合は、梁の上と下に2名が付いて連携するとか、腕の良い職人、統制のとれたチームは、「建方」の仕事ぶりが見事です。

良き職長

職長となるとチーム全体を考えなければなりません。過去の苦い経験、嫌だったことを思い出し、自分は思いやりを大切にしています。自分より年上もいますし、人員の配置とかでもお互いに補完できるようにして、全体が上手く回るよう工夫しています。職長は人間力が試される仕事。「あの人が言うんやったら、やりましょか」と言ってもらえる人になりたいですね。

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今後の豊富

これまでは鉄骨の現場だけ、足場の現場だけと、区分した中でやってきました。これから大きな現場を見ている辻野さんのように、全部一色単になった、自分自身の腕が試されるような現場に挑戦してみたいと思います。

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